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月別アーカイブ: 2025年8月

F’環境企画のSDG’s~“資源に変える残土”~

皆さんこんにちは!

F’環境企画、更新担当の中西です!

 

~“資源に変える残土”~

残土処理は費用ではなく資源化のチャンス。**3R(Reduce/Reuse/Recycle)**の順に考え、データと品質管理で回すと、外部搬出量・距離・CO₂が目に見えて下がります。ここでは、ゼネコン・デベロッパー・造成事業者向けに実装のポイントを解説します。


1|“設計段階”から始めるリユース計画 🗺️

  • BIM/CIMの土工量を使い、発生土⇄盛土のJITマッチングを設計に内蔵。

  • 仮設計画(ヤード・仮置・搬出路)は再利用フロー前提で引く。

  • 地盤改良や擁壁計画土質の使い分け(埋戻し/路体/景観盛土)を同時設計。


2|土質改良と粒度調整で“使える土”に 🧪

  • 石灰・セメント系改良含水とCBRをコントロール。

  • ふるい分け・クラッシャーで粒度を整え、路盤材・盛土材として規格化。

  • 品質確認含水・CBR・締固め(γd)・粒度曲線をロット管理。📊


3|マッチング&配車の最適化 🚚

  • 同一エリア案件を束ねる**土マッチング(発生⇄受入)**で、空車回送ゼロへ。

  • スロット予約+ジオフェンスで、待機と周辺渋滞を抑制。

  • 最短距離<最短時間:渋滞・信号密度で**運搬原単位(円/トンkm・kg-CO₂/トンkm)**を管理。


4|トレーサビリティDX:紙から解放 📲

  • 電子計量票・電子伝票をクラウド連携、リアルタイムで出来高確定

  • 車載カメラAI積載・飛散・混入物を自動検知→是正が早い。

  • ダッシュボード日/週/月搬出量・再利用率・CO₂を可視化。


5|コンプライアンス&リスク管理 🛡️

  • 不適正混入・不法投棄のリスクをGPS+受入証明+現認写真でブロック。

  • 自治体の手引き・条例・発注者基準に沿った届出・記録を標準化。

  • 大雨・高温など気象急変時の作業中断基準復旧フローをBCPに明文化。


6|コストの“見える化”と意思決定 💴

  • 単価=運搬距離×回転率×待機で分解し、改善箇所を特定。

  • リユース率が10%上がると、搬出費は直線的に下がる——ダッシュボードで共有。

  • 見積比較受入条件・距離・計量方式・証跡まで同条件に。


7|ケース:造成100,000m³の資源化プロジェクト 🌳

  • Before:外部搬出主体でコスト高、近隣苦情も。

  • 施策
     ①設計段階マッチングで場内再利用+近隣現場へ越境マッチ
     ②石灰改良+ふるいで盛土材を規格化
     ③電子計量票+GPSで証跡一元化

  • After外部搬出▲42%/運搬距離▲35%/CO₂▲38%/総コスト▲28%。苦情は激減、工程は安定。🎉


8|“30日で変える”ロードマップ 🗓️⚙️

  • Day1–7:土工量データ整理/発生⇄受入の候補地洗い出し

  • Day8–14:受入条件・品質試験の合意/電子計量の初期設定

  • Day15–21:マッチング運用開始/スロット予約+ジオフェンス試験導入

  • Day22–30:ダッシュボード公開/再利用率・CO₂・待機のKPIを週次運用


9|発注者チェックリスト✅

[ ] 再利用計画(場内・越境)の具体性
[ ] 品質基準(含水・粒度・CBR・γd)と試験頻度
[ ] 配車計画(スロット・ジオフェンス・待機対策)
[ ] 証跡(計量票・GPS・写真)の一元化方法
[ ] 自治体手続・受入先条件の適合性
[ ] CO₂可視化(原単位・距離・回数)の有無


まとめ 🌟

残土は、設計×改良×DXで“資源”に変わる。
再利用率↑=コスト↓=CO₂↓の三方よしを、設計段階から仕込みましょう。
私たちはデータと現場力で、資源化プロジェクトを最後まで伴走します。♻️🚛📊

 

 

F’環境企画のSDG’s~“現場を止めない”~

皆さんこんにちは!

F’環境企画、更新担当の中西です!

 

~“現場を止めない”~

残土は「運べば終わり」ではありません。安全・環境・トレーサビリティの3本柱を同時に満たしてこそ、現場も地域も気持ちよく回ります。ここでは、発生量の見積→分別→搬出→受入証跡まで、残土処理の型をまとめました。


1|最初に決める“運ばない設計”

  • 場内再利用:埋戻し・路体・仮設ヤードの整地で先に需要をつくる

  • 粒度・含水の見極め:ふるい・転圧試験の結果で再利用可能層を判定。

  • 別現場マッチング:近隣造成・仮置ヤードを早期リサーチして輸送距離を短縮。

搬出ゼロ→最小」の順で検討すると、コストとCO₂が一気に下がります。


2|“発生量”は係数でブレを抑える

  • **原地山(Bank)→運搬時(Loose)→締固め(Compacted)**で体積は変化。

  • 代表値の膨張・圧縮係数を前提に、**余裕5〜10%**で計画。

  • 雨期は含水増で重量UP=運賃・作業効率に直結。雨養生を計画へ。


3|分別の基本:混ぜない・汚さない

  • 土砂コンクリ殻・アスコン・木根・金属発生源で分ける

  • **上土(表土)**は別保管し、緑化材として再利用。

  • 油・薬品・廃材の混入は即アウト。怪しい箇所は隔離→確認→別処理


4|搬出動線と近隣配慮

  • 進入・退場を一方通行化、バック最小で接触ゼロ。

  • 洗車・車輪洗浄・散水粉じん・泥はねを抑制。

  • ダンプはシート掛け厳守、積載高さの現場確認を。

  • 交通誘導員+掲示で地域コミュニケーションを先手に。


5|受入先の“適合性”を確保

  • 受入条件(粒径・含水・雑混入率)を事前合意。

  • 受入証明・計量票日次で突合し、現場台帳へ。

  • 発注者・自治体の手引き・条例に従い、**必要書類(搬出届・受入証明 等)**を整備。
    ※地域によって制度が異なるため、最新のローカルルールを必ず確認


6|“雨”と“待ち”に負けない運行計画 ☔⏱️

  • スロット予約で受入ヤードの混雑を回避。

  • 雨天は覆土・ブルーシート・溝切りで含水上昇を抑え、石灰等の仮改良も選択肢に。

  • 午前:大口/午後:調整でサイクル安定。ピークをずらす。


7|トレーサビリティを“データで”

  • 計量票(イン・アウト)を現場クラウドに即時登録。

  • ダンプのGPSログ・写真(積込/降ろし)で経路と実績を可視化。

  • 日報は搬出先別・車両別に集計し、出来高・コストを日次で握る。


8|1日のタイムライン(例)

  • 7:30 朝礼・近隣共有 → 8:00 積込開始

  • 10:00 受入先ピーク回避のため一時整地 → 10:30 再開

  • 12:00 昼休憩/散水・清掃 → 13:00 午後便

  • 15:30 ダンプ洗車・最終便 → 16:00 計量票突合・日報アップ

  • 16:30 周辺清掃・ゲート閉鎖


9|ミニケース:市街地改修の残土“渋滞ゼロ”運用

  • 課題:路地幅が狭く、ダンプ待機で苦情。

  • 対策30分スロット予約+手前ヤードでの中継、洗車場を出口側に移設。

  • 結果待機▲70%・苦情ゼロ・作業効率+18%


まとめ ✨

残土は、分別×動線×証跡で価値が変わる。
現場を止めず、地域に迷惑をかけず、書類も正しく残す——そのためのを整えましょう。
段取りから日報のクラウド化まで、私たちが伴走します。